フェロ窒化ケイ素とは?
鉄鉱石を溶かして鉄を生み出す高炉で、耐摩耗性を上げる目的で使われている窒化物系セラミックス。「マッド材」の主原料で、1200度を超える高温環境下でのものづくりを下支えしています。
フェロ窒化ケイ素とカルシウムカーバイドは、イビデンケミカルの母体であるイビデンが100年を超える社史の中で培ってきた、伝統あるセラミック事業のひとつ。その製造事業を当社が承継し、強化してきました。
現在ではいずれの製品も国内トップシェアを有し、主に鉄鋼産業に貢献しています。
鉄鉱石を溶かして鉄を生み出す高炉で、耐摩耗性を上げる目的で使われている窒化物系セラミックス。「マッド材」の主原料で、1200度を超える高温環境下でのものづくりを下支えしています。
原料調達から生成反応、検査、出荷まで、一貫生産体制を構築しており、必要な時に必要な量を提供することができます。
当社は国内に2社ある高炉用のマッド材メーカーのいずれとも取引があり、国内納入量としてはトップシェアを有します。
リユース原料を使用した、エコでコスト・機能の両面に優れた自社オリジナル製品「イビフェロン」も展開しています。
イビデンのディーゼル微粒子除去装置「DPF」の製造工程から出るシリコンカーバイド加工粉を、合金鉄(フェロシリコン)の代替原料として使用したオリジナル製品(特許取得)。リユース原料を用いることで、従来品から15~25%のコストダウンに成功しました。一方、マッド材としてのパフォーマンスは向上し(出銑時間延長・充填量の減量化)、エコでコスト・機能の両面に優れたフェロ窒化ケイ素としてシェアを伸ばしています。
イビフェロンはなぜ勝てるのか(PDF)フェロ窒化ケイ素ができるまで |
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生石灰とコークスなどを電気炉中で約2000度に熱してつくる化合物。主に製鉄・鋳鉄の脱硫剤として、また、金属の溶接・切断に用いられる溶解アセチレンの原料として活躍しています。
原料調達から生成反応、検査、出荷まで、一貫生産体制を構築しており、必要な時に必要な量を提供することができます。
イビデン時代から数えて50年以上の製造実績があり、製鉄向け脱硫用カーバイドの国内生産は当社が100%担っています。
岐阜県大垣市は古くから石灰石の産地として有名。そんな地域資源を生かし発展した歴史があることが当社の誇りです。
カーバイドができるまで |
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フェロ窒化ケイ素とカルシウムカーバイドの製造・販売に関するお問い合わせを承ります。
イビデンケミカル E・ケミカル事業部 | TEL. 0584-89-7491 | メールでのお問い合わせはこちら |
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